一般に南洋真珠とも呼ばれ親しまれている大粒の白蝶真珠は、オーストラリア北部のアラフラ海からインドネシア等の東南アジアにかけた熱帯の海に生息する白蝶貝から生まれます。
白蝶貝はオーストラリア北方海域に棲息し、白からグレー系の真珠を生み出すシルバーリップ種とインドネシア・ミャンマー周辺に棲息しピンクやゴールド系の真珠を生み出すゴールドリップ種に分けられます。
奄美大島ではゴールドリップ種の白蝶貝を養殖していますが、熱帯地方に分布している白蝶貝は、亜熱帯である奄美大島の自然界では棲息できないようです。
この苛酷な環境で大事に育てられている奄美の白蝶貝は、熱帯では20cmほどに成長するのに対し奄美大島では10cm程の大きさにしかなりません。
核入れ後、熱帯の海域より1年長い3年の月日を要してじっくりと育てられる奄美の白蝶真珠は、きめが細かく透明感のある美しい輝きを持つ真珠層を巻いていきます。
ゆっくりと成長した奄美の白蝶真珠は、きめの細かい厚い真珠層を形成します。その緻密な真珠層は透明感あふれる、豊かな照りを持っています。
独特な深みのあるゴールドに輝く奄美の南洋真珠のゴールド珠はとても個性的です。
|
|